「楽天カードって本当にお得なの?」「思ったほどポイントが貯まっていない気がする…」と不満を抱いている人は少なくありません。
基本は1.0%還元と言われても、そもそも還元率が高いのか分からないと感じている人もいます。
支払い内容によってポイントのつき方が変わり、本当に1.0%なのかも分かりにくくなりがちです。
本記事では、楽天カードの基本的な還元ルールから還元率が1.0%にならない支払い内容まで整理して解説します。
還元率を上げるコツや楽天カードの種類についてもまとめました。
なんとなく楽天カードを使うのではなく、ルールを理解して使い方を選べば、同じ支出でも貯まるポイントは大きく変わります。
楽天カードで無駄なくポイントを貯めたい人は、本記事を参考に還元率の仕組みを整理しましょう。
Contents
楽天カードの還元率は基本1.0%で高め
楽天カードの基本還元率は1.0%で高めに設定されています。
年会費無料で利用できるクレジットカードの中でも、1.0%は高い水準です。
日常の買い物やネットショッピングと幅広い支払いが還元の対象となり、使うだけで自然とポイントが貯まる仕組み。
楽天市場や楽天グループのサービスと組み合わせると、さらに効率良くポイントを増やせます。
ただしすべての支払いが一律1.0%になるわけではなく、条件や支払い内容によって付与率が変わります。
楽天カードの基本的な特徴と1.0%還元の仕組みを正しく理解しましょう。
楽天カードの特徴と基本情報
楽天カードは楽天グループが発行する年会費無料のクレジットカードで、ポイントが貯まりやすいのが特徴です。
支払い100円につき1ポイントが加算され、楽天市場や楽天グループのサービスを利用すると効率的にポイントが付与される仕組みが整っています。
ポイントカード機能も兼ねているため、クレカ決済とポイントカード提示でポイントの二重取りも可能です。
楽天ペイや楽天Edyとの連携にも対応しており、キャッシュレス決済をまとめて管理できます。
家族カードやETCカードも発行可能で、付帯保険やキャンペーンが豊富など、サービスも充実。
国際ブランドは以下の4社から選択可能です。
- Visa
- Mastercard
- JCB
- American Express
発行枚数は3,265万枚※とトップクラス。
※2025年6月末時点
日常の買い物からネットショッピングまで活躍シーンが広く、多くのユーザーに選ばれています。
初めてカードを持つ人やお得にポイントを貯めたい人は、楽天カードを活用しましょう。
楽天カードの通常還元率は1.0%の仕組み
楽天カードの通常還元率は1.0%で、以下の付与対象店舗で利用すると利用金額100円ごとに1ポイントが付与されます。
- スーパー
- ドラッグストア
- ネットショッピング
- コンビニ
- 飲食店
日常生活のほとんどの一般的なカード決済の多くが、通常還元率1.0%の対象になっています。
楽天ペイやApple Payに楽天カードを登録して支払っても、カード決済として1.0%が付与されます。
1回の利用が少額でも、100円ごとに1ポイントが積み重なるため、使えば使うほど効率良くポイントが貯まる仕組みです。
例えば200円につき1ポイント貯まるカードで120円の支払いをしても、ポイント付与は受けられません。
楽天カードなら120円の支払いでも1ポイント貯まり、ポイント付与の機会を逃しにくいです。
1.0%還元は、国内の年会費無料カードの中では比較的高い水準で、特別な手続きや設定をしなくても着実にポイントが貯まります。
楽天ポイントは1ポイント1円相当で、楽天グループ内や街の加盟店など多方面で利用可能です。
店舗でもネットでも、どこで決済しても1.0%還元でポイントが獲得できるため、カード利用が実際の節約につながっていると実感したい人に向いています。
毎日の支払いで無理なくお得にポイントを貯めたい人は、楽天カードをメインに活用しましょう。
1.0%にならないと感じている人が多い理由
楽天カードのポイント還元率が1.0%にならないと感じる人が多い理由は以下の通りです。
- 端数切り捨て
- 1.0%対象外の支払いが多い
- キャンペーンポイントと混同
楽天カードは100円につき1ポイントで計算されるため、100円未満は切り捨てになります。
199円の利用では1ポイント付与となり、少額決済が多い人ほど切り捨てが増え、体感還元率が1.0%を下回りやすいです。
公共料金や税金などは還元率が0.5%以下に設定されており、各種手数料やキャッシングにはポイントがつきません。
すべての支払いが還元率1.0%の対象ではなく、支払い内容によってポイント付与率が変わります。
キャンペーンでは画面上にポイント◯倍とトータル倍率で表示されているため、通常の1.0%と混同しやすいです。
例えば3倍と表示されていたとしても、獲得ポイント数を基準にした3倍で、必ずしも還元率3%ではないケースも。
元の還元率が0.5%なら、3倍になっても還元率は1.5%にしかなりません。
多くは期間限定ポイントで付与されるため、どこまでが本来の1.0%なのか分かりにくくなって誤解しているケースもあります。
楽天ポイントを想定通りに増やしたい人は、どの支払いが1.0%になるのか正しく把握しましょう。
還元率が1.0%にならない支払い項目ごとのポイント付与ルール
楽天カードで還元率が1.0%にならない項目は以下の通りです。
- 公共料金や税金
- 携帯電話料金や保険料
- 決済サービスへのチャージ
- キャッシングや手数料
楽天カードはすべての支払いが一律で1.0%になるわけではありません。
支払い先や利用内容によっては還元率が0.2%や0.5%に下がったり、そもそもポイント付与対象外になったりします。
ルールを知らずに使っていると、思ったよりポイントが貯まらないと感じてしまう原因に。
還元率を正しく理解したい人や無駄なくポイントを貯めたい人は、支払い項目ごとの付与ルールを把握しましょう。
公共料金や税金は0.2%に下がる
楽天カードを利用しても還元率が0.2%になる主な支払い項目は、以下の通りです。
| 区分 | 支払い項目詳細 |
|---|---|
| 公共料金 | 電気料金、ガス料金、水道料金 |
| 税金(公金) | 自動車税、軽自動車税、固定資産税、都市計画税、住民税(市民税や県民税など)、国税(所得税や法人税など)、地方税 |
| 社会保険関連 | 国民年金保険料 |
| その他公金扱い | Yahoo!公金払い経由の税金と公共料金、自治体の納付書による税や公金の支払い、NHK放送受信料 |
公共料金や多くの税金などの支払いは、500円につき1ポイントの0.2%に設定されています。
引き下げられている理由は、支払い項目が利益を目的とした取引ではなく、決済手数料を十分に確保しにくい支払いであるためです。
多くのカード会社がポイント対象外にしている中、楽天カードは還元率を最低限に引き下げながらもポイント付与を継続しています。
毎月または毎年必ず発生する固定支出のため、わずかでもポイントがつく仕組みは楽天カードのメリットと言えます。
一方で、まとまった金額を支払っていても獲得できるポイントは思ったほど増えません。
固定費の還元率を重視したい人は、他の支払い方法も含めて見直しを検討しましょう。
公共料金の支払いでも還元率が下がらないカードもあるため、併用するとデメリットを補いやすいです。
携帯料金や保険料は0.5%未満になるケースも
楽天カードを利用しても還元率が0.5%になる主な支払い項目は、以下の通りです。
| 区分 | 支払い項目詳細 |
|---|---|
| 保険料 | 対象利用先の生命保険、損害保険、傷害保険、医療保険など |
| 携帯電話料金 通信費 |
対象利用先のキャリア電話料金 |
| 海外利用 | 海外での取引、インターネット上の海外取引 |
各種保険料や携帯電話料金などの支払いは、200円につき1ポイントの0.5%に設定されています。
ただし楽天グループの保険や携帯キャリアは1.0%のままです。
通常の1.0%還元にならない理由は、加盟店側の決済手数料が低く設定されているため。
毎月発生する固定費ほど還元率の影響が大きく、1.0%還元だと思い込んでいると、実際の獲得ポイントとの差にがっかりしやすいです。
とはいえ元々のポイント還元率が0.5%に設定されているクレジットカードもあり、1.0%の還元は受けられなくてもポイント還元率が低いとは言い切れません。
固定費でポイントを効率良く貯めたい人は、還元率を把握して必要に応じて使い分けを考えましょう。
決済サービスへのチャージが対象外になるルール
楽天カードから以下の決済サービスへのチャージは、ポイント付与の対象外となります。
- 電子マネー
- 交通系ICカード
- QR・バーコード決済アプリ
- プリペイドカード
各種決済サービスへのチャージは、商品やサービスの購入ではなく、現金と同等のお金の移動とみなされるためです。
楽天側が決済取引として扱わないため、チャージしてから使えば二重取りできると思っていても、実際にはカード利用分のポイントがつかない場合も。
楽天ペイでのチャージ自体は対象外ですが、楽天カードを紐付けた直接決済は1.0%の対象です。
チャージ経由でのポイント獲得を狙う人は、楽天ペイの利用を優先しましょう。
キャッシングや手数料などのポイント対象外の項目
楽天カードのポイントが付与されない取引は以下の通りです。
| 区分 | 支払い項目 |
|---|---|
| キャッシング | 借入、リボ払い利息、返済金 |
| 手数料 | キャッシング、ATM利用、海外利用、リボ払い |
| 年会費 | カード |
楽天カードには、そもそもポイントが一切付与されない取引も多数存在します。
換金性の高いギフト券や切手などの購入、楽天が決済取引ではないと判断する行為も対象外になる場合があります。
どれだけ高額でもポイントがつかないため、ポイントが増えないと感じる原因になりやすい項目です。
ポイント目的でカードを使う人は、対象外取引をあらかじめ把握しましょう。
楽天カードで還元率を最大2.5%にアップする方法
楽天カードで還元率をアップさせる方法は以下の通りです。
- 楽天ペイと組み合わせる
- キャンペーンやセールを狙う
- 楽天市場アプリを経由する
- 楽天ポイント加盟店で二重取りする
- 電子マネーを併用する
- 上位カードに切り替える
楽天ペイや電子マネーを併用すると、ポイントの二重取りや三重取りが可能です。
ポイントアップキャンペーンやセールを活用して、効率良くポイントを増やす方法もあります。
楽天市場アプリの不定期キャンペーンに参加したり、楽天ポイント加盟店で決済したりと、複数の方法を組み合わせて最大2.5%還元も現実的です。
楽天市場の利用頻度が高い人は、プレミアムカードへ切り替えるだけで還元率を底上げできます。
普段の支払いを少し工夫するだけでポイントの貯まり方は大きく変わるため、無理のない範囲で最適な方法を取り入れるのがおすすめです。
効率良くポイントを増やしたい人は、自分の生活スタイルに合った還元率アップ方法を組み合わせて実践しましょう。
楽天ペイとの組み合わせで還元率を上げる
楽天カードと楽天ペイを組み合わせると、街の買い物決済還元率で最大2.5%が狙えます。
楽天カードから楽天キャッシュへチャージでプラス0.5%、楽天キャッシュで楽天ペイ決済を行うとさらにプラス0.5%です。
楽天ポイントカード提示でプラス0.5%され、基本還元率と合わせて最大2.5%になります。
条件として、楽天ポイントカードアプリを2回以上提示する必要があるため、日常的に提示する習慣をつけましょう。
マクドナルドやすき家など加盟店ではポイントの二重取りが成立しやすく、効率良くポイントを増やせます。
普段の支払いを楽天ペイに切り替えるだけで還元率を上げたい人は、楽天ペイ決済を習慣にしましょう。
ポイントアップキャンペーンやセールで倍率を上げる
楽天カードは、毎月開催されるポイントアップキャンペーンやセールで還元率を大きく上げられます。
主なキャンペーンと倍率アップ例は以下の通りです。
| キャンペーン名 | 倍率アップ | 条件 |
|---|---|---|
| 5と0のつく日 | +3倍 | エントリー+カード決済 |
| お買い物マラソン | +9倍 | 10店舗以上買いまわり |
| スーパーSALE | +9倍 | 複数店舗購入+クーポン併用 |
代表的なのが5と0のつく日で、エントリーすると楽天カード利用分の倍率が上がります。
お買い物マラソンやスーパーSALEでは、1,000円以上のショップ買いまわりで最大プラス9枚まで加算。
1,000円以上のショップ買いまわりは、1,000円以上の買い物をしたショップ数に応じてポイントがアップするキャンペーンを言います。
例えば3店舗の購入ならポイントプラス3倍で、購入額が1,000円からと低めなので条件を達成しやすいです。
楽天イーグルスまたはヴィッセル神戸の対象試合での勝利翌日に開催される、勝ったら倍キャンペーンもあります。
プレミアムカード会員向けに限定ポイントアップが適用される企画も随時実施されており、 SPUに重ねるとさらに倍率アップが可能です。
キャンペーンはエントリー必須のため、公式ページで最新情報を確認して、忘れずに対応する必要があります。
イベントを狙ってまとめ買いしたい人は、キャンペーン日を意識して買い物しましょう。
楽天市場アプリを経由して買い物するとポイントが増える
楽天市場アプリではポイント2倍キャンペーンが不定期に開催されています。
以前はアプリ経由による買い物で、SPUのプラス0.5〜1.0倍になる仕組みがありましたが、2023年8月以降廃止されました。
現在はブラウザでもアプリからでも、楽天市場で買い物すると通常還元率が適用されます。
ただし不定期で開催されるキャンペーンにエントリーして4,000円以上の購入条件を満たせば、プラス1倍が付与されます。
開催頻度は月1〜2回程度で、お買い物マラソンやスーパーSALEと重なる場合も。
アプリは還元目的よりも、キャンペーン通知の受け取りやクーポンの取得、再購入のしやすさなどの利便性が大きなメリットです。
ポイント目的で使う人は、キャンペーン開催日を確認してアプリを活用しましょう。
楽天ポイント加盟店で楽天カード払いで二重取りする
楽天ポイント加盟店で楽天カード決済と楽天ポイントカード提示をすると、ポイントの二重取りが可能で、還元率が最大2.0%にアップします。
全国展開している加盟店は以下の通りです。
- ファミリーマート
- マクドナルド
- くら寿司
- 吉野家
- すき家
- ガスト
- ビックカメラ
- ENEOS
- 出光
- ツルハドラッグ
- サンドラッグ
- 西友
日常的によく使う店舗が多数対象になっていて、普段から利用している人なら無理なくポイント還元率を高められます。
楽天カードで1.0%のポイントを獲得しながら、店舗側の楽天ポイントも同時に付与される仕組みです。
付与率は店舗ごとに異なるため、実質的な還元率は店舗ごとに1.5〜2.0%前後になります。
街の買い物で効率良くポイントを貯めたい人は、加盟店で二重取りを意識しましょう。
楽天Edyや電子マネーを併用してポイントを増やす
楽天カードと楽天Edyや他の電子マネーを併用するとポイントの二重取りが可能で、還元率を最大1.5%にアップできます。
| 併用するサービス | 詳細 |
|---|---|
| 楽天Edy | ・楽天カードから楽天Edyへのチャージでプラス0.5% ・楽天Edyの利用でプラス0.5% |
| 楽天ペイ | ・楽天カードから楽天キャッシュへチャージでプラス0.5% ・楽天ペイ利用でプラス1.0% |
楽天カードから楽天Edyへのチャージ還元がプラス0.5%、楽天Edyの利用還元はプラス0.5%のため、合計プラス1.0%と二重取りが可能です。
ポイントカードを提示すれば、プラス1.0%で三重取りも可能に。
楽天ペイとの紐付けとして、楽天カードで楽天キャッシュへチャージするとプラス0.5%、楽天ペイ利用でプラス1.0%の合計1.5%還元率が上がります。
利用時のキャンペーンによっては、条件を満たせば最大2.5%も狙えます。
電子マネーを経由するだけで、通常より効率的にポイントを貯められるのがメリットです。
普段の支払いで還元率を少しでも底上げしていきたい人は、電子マネーの併用を取り入れましょう。
プレミアムカードを使って楽天市場で還元率を上げる
楽天プレミアムカードに切り替えると、楽天市場での還元率がアップしてSPU特典も強化されます。
プレミアムカードで楽天市場を利用するとプラス2.0%となり、通常カードの特典と合わせて3.0%に。
SPU特典もプラス1.0%されるため、基本と合わせて2.0%になり、最大5.0%アップが可能です。
キャンペーンやSPU条件をクリアしてプラスしていくと、さらに還元率アップを狙えます。
年会費は11,000円(税込)と高めですが、楽天市場での買い物が多い人ほど年会費以上のポイントを回収しやすくなります。
楽天市場を頻繁に利用する人は、プレミアムカードへの切り替えを検討しましょう。
楽天市場でポイント倍率を上げるSPUとは?
楽天市場のSPU(スーパーポイントアッププログラム)とは、効率良くポイントを増やす仕組みです。
楽天銀行の利用や楽天モバイルの契約など、楽天グループの対象サービスを使うと、楽天市場での買い物に対するポイント還元率がアップします。
条件を達成した月は、すべての楽天市場での買い物に倍率が適用され、一般的には5〜8倍前後になる人が多い傾向です。
楽天経済圏のサービスを活用し、効率良くポイントを貯められます。
最大18倍までポイント倍率を上げられますが、すべての条件を満たした理論値で、付与上限も設定されています。
倍率の数字だけを見るのではなく、実際にもらえるポイント数を意識して活用するのが大切です。
楽天市場でのポイント還元率を大幅に高めたい人は、SPUの仕組みを正しく理解して活用しましょう。
SPU(スーパーポイントアッププログラム)は楽天市場で得する仕組み
SPUは楽天市場での買い物で確実に得をする仕組みで、楽天グループの対象16サービスを利用するとポイント還元率が段階的に上がります。
SPUとは、Super Point Up program(スーパーポイントアッププログラム)の略です。
以下のサービスで条件を満たすと倍率が積み上がり、当該月のすべての楽天市場購入時に適用されます。
| サービス名 | 倍率 | 月間ポイント上限 | 主な達成条件 |
|---|---|---|---|
| 楽天会員 | +1倍 | なし | 登録のみ |
| 楽天モバイル最強プラン契約 | +4倍 | 2,000pt | 契約+エントリー |
| 楽天モバイルキャリア決済利用 | +2倍 | 1,000pt | 月2,000円以上+エントリー |
| Rakuten Turbo・楽天ひかり契約 | +2倍 | 1,000pt | 契約 |
| 楽天カード通常分 | +1倍 | なし | 利用 |
| 楽天カード特典分 | +1倍 | 1,000pt(プレミアム:5,000pt) | 楽天市場利用+エントリー |
| 楽天銀行+楽天カード引落 | +0.3倍 | 1,000pt | 設定 |
| 楽天銀行+楽天カード引落+給与受取 | +0.2倍 | – | 追加設定 |
| 楽天証券投資信託利用 | +0.5倍 | 2,000pt | 一定額利用 |
| 楽天証券米国株式利用 | +0.5倍 | 2,000pt | 一定額利用 |
| 楽天ウォレット利用 | +0.5倍 | 1,000pt | 利用 |
| 楽天でんき | +0.5倍 | 1,000pt | 利用 |
| 楽天トラベル利用 | +1倍 | 1,000pt | 利用 |
| 楽天ブックス利用 | +0.5倍 | 500pt | 利用 |
| 楽天Kobo利用 | +0.5倍 | 500pt | 利用 |
| 楽天ラクマ販売 | +0.5倍 | 500pt | 販売 |
| Rakuten Fashionアプリ利用 | +0.5倍 | 1,000pt | アプリ利用 |
| 楽天ビューティー利用 | +0.5倍 | 500pt | 利用 |
| 楽天Kドリームス利用 | +0.5倍 | 2,000pt | 利用 |
楽天カードの利用や楽天銀行の口座設定など、条件を満たすごとに倍率が加算され、一般的には5〜8倍前後になる人が多い傾向です。
最大18倍と表示されますが、すべての条件を満たした理論値であり、付与上限や利用条件も設定されています。
倍率の高さだけに注目せず、実際にもらえるポイント数で判断すると獲得できるポイントの目安が分かりやすいです。
賢くポイントを貯めたい人は、達成しやすい条件から取り入れてSPUを活用しましょう。
手間なくSPUを活用する3つのコツ
SPUを手間なく活用するには、条件を全制覇するよりも以下の3つを整えるのがコツです。
- 楽天カードをメイン決済にする
- 楽天カードの引き落とし口座を楽天銀行にする
- 楽天モバイル or 楽天ひかりを契約する
楽天カードをメインで使い、カードの引き落とし口座を楽天銀行に設定するだけで、SPUの対象になって毎月自動的に倍率が加算されます。
可能なら楽天モバイルや楽天ひかりの契約をすると、倍率が高く設定されているためポイント還元率をアップさせやすいです。
3つを整えるだけで+4〜8倍前後が自動でつき、毎月の操作はほぼ不要。
日常的にほぼ放置で効くサービスだけに絞ると、管理の手間がかかりません。
手間をかけずにSPUを活用したい人は、上記3つを設定し還元率を底上げしましょう。
SPU倍率を高還元率の日に重ねて最大化できる
SPU倍率は、以下の高還元率の日と重ねると、トータルポイント還元率を最大化できます。
- お買い物マラソン
- 5と0のつく日
- 勝ったら倍
- ワンダフルデー
SPUは単体でもお得なプログラムですが、楽天カード利用で倍率が上がる日を重ねると、さらに多くのポイントを獲得できます。
お買い物マラソンでは10店舗以上のショップ買いまわりでプラス9倍で、5と0のつく日はプラス5倍です。
SPUと合わせると、通常時と比べて獲得ポイントが大きく変わります。
高額商品の購入や日用品のまとめ買いは、あらかじめお気に入り登録をしておき、ポイントアップ日まで待って購入すると効果的です。
楽天市場で効率良くポイントを増やしたい人は、SPUと高還元率の日を重ねて獲得ポイントを最大化しましょう。
楽天ポイントの有効期限と失効しないコツ
楽天ポイントは通常ポイントと期間限定ポイントの2種類があり、有効期限のルールが大きく異なります。
通常ポイントは最後にポイントを獲得した日から1年間有効で、期限内に新たに1ポイントでも獲得すれば延長される仕組みです。
日常的にポイントを獲得していれば、実質無期限になります。
一方キャンペーンや特典で付与される期間限定ポイントは約1〜2か月で失効し、延長は不可です。
有効期限前に優先的に使う習慣をつけ、失効を防ぎましょう。
楽天PointClubアプリや楽天市場のマイページで定期的にポイント履歴や有効期限をチェックすると失効間近のポイントに気づきやすいです。
せっかく獲得したポイントを無駄にしないために、有効期限の違いを理解して使い分けましょう。
通常ポイントの有効期限は最後の獲得日から1年で実質無期限
楽天ポイントは最後にポイントを獲得した日から1年間が有効期限ですが、定期的にポイントを獲得すれば実質無期限として利用可能です。
通常ポイントは獲得した月を1か月目として1年間有効で、2025年12月に獲得したとすれば2026年12月末までです。
期限内に新たに1ポイントでも獲得すれば、有効期限は再び1年間延長されます。
日常の買い物や楽天市場の利用で定期的にポイントを獲得していれば、事実上無期限で使い続けられる仕組みです。
失効を防ぐためにも、最低でも年に一度はポイントを獲得する習慣をつけましょう。
楽天カードで日常的な支払いをしていれば、ポイント失効の心配はありません。
楽天ポイントカードの提示も習慣づけてポイントの有効期限を延長しましょう。
期間限定ポイントは約1〜2ヶ月で失効する
楽天の期間限定ポイントは、キャンペーンごとに異なりますが、有効期限が約1〜2か月と短く設定されています。
通常ポイントと違って延長はされないため、使い忘れると自動的に失効してしまいます。
ポイントの有効期限は、楽天PointClubアプリのポイント実績で個別に確認可能です。
期間限定ポイントは優先的に消費され、通常ポイントとの併用もできます。
楽天市場や楽天ポイント加盟店など、使える場面は多いため、付与されたら早めに消費すると失効を防ぎやすいです。
失効を防ぎたい人は、アプリの通知をオンにして、期間限定ポイントを優先的に消費する習慣をつけましょう。
楽天カードの8種類ごとの還元率比較
8種類ある楽天カードの通常還元率は1.0%と共通ですが、年会費や特典に違いがあります。
SPU倍率や付帯サービスを比較して自分が発行すべきカードを選択しましょう。
年会費が発生する上位カードは、活用次第で年会費以上のリターンが見込める損益分岐点が明確に分かれていて、利用額が多い人ほど有利です。
月額制で美容や日常向けの優待を追加できる楽天PINKカードは、ライフスタイルに合わせてカスタマイズできます。
楽天カードは同一名義で2枚まで契約できるため、用途別に支出管理しやすい反面、管理の手間や不正利用リスクが増える可能性も。
還元率や特典について理解し、自分の年間利用額や使い方に合わせて楽天カードを選びましょう。
8種類の楽天カード還元率比較
楽天カードには主に以下の8種類があり、それぞれの還元率は以下の通りです。
| カード名 | 年会費(税込) | 通常還元率 | 楽天市場・ SPU還元率 | 主な特典倍率 |
|---|---|---|---|---|
| 楽天カード | 永年無料 | 1.0% | 最大3.0% | カード利用+1倍 |
| 楽天PINKカード | 永年無料 (カスタマイズ月660円可) |
1.0% | 最大3.0% | カード利用+1倍+女性優待 |
| 楽天ゴールドカード | 2,200円 | 1.0% | 最大4.0% | カード利用+2倍 |
| 楽天プレミアムカード | 11,000円 | 1.0% | 最大5.0% | カード利用+3倍+プライオリティ・パス |
| 楽天ブラックカード | 33,000円 | 1.0% | 最大5.0% | カード利用+3倍+コンシェルジュ |
| 楽天銀行カード | 無料(クレカ付与時550円) | 1.0% | 最大3.0% | カード利用+1倍+キャッシュカード機能付帯 |
| 楽天ANA マイレージクラブカード |
無料(年1回利用で翌年無料) | 1.0% | 最大3.0% | カード利用+1倍+ANAマイル移行 |
| 楽天カード アカデミー | 永年無料 ※学生限定 |
1.0% | 最大3.0% | カード利用+1倍+学割 |
基本の還元率は共通して1.0%ですが、カードの種類によって年会費や付帯サービスが異なります。
SPU最大還元率や特典も違うため、自分の利用頻度やライフスタイルに合った1枚を選ぶとメリットが得られてお得です。
カードのデザインは、2025年4月の大幅追加により約100種類以上用意されています。
カラーや縦型または横型を選択できたり、ブランド制限はありますがキャラクターを選択できたりと、自分だけのカードが作れます。
年会費と特典のバランスを比較して、自分に最適な楽天カードを選びましょう。
年会費と付帯サービスの違いと損益分岐点
楽天カードで年会費が必要な上位カードの内、ゴールドカードとプレミアムカードの付帯サービスと損益分岐点を比較した結果は以下の通りです
| 項目 | 楽天ゴールドカード | 楽天プレミアムカード |
|---|---|---|
| 年会費(税込) | 2,200円 | 11,000円 |
| 楽天市場特典倍率 | +2倍(誕生月最大4倍) | +3倍(誕生月最大5倍) |
| 海外旅行保険 | 利用付帯最高2,000万円 | 自動付帯最高5,000万円 |
| 国内旅行保険 | なし | 自動付帯最高5,000万円 |
| 空港ラウンジ | 国内年2回無料 | 国内無制限+プライオリティ・パス年5回無料 |
| ETCカード | 年会費無料 | 年会費無料 |
| その他特典 | 誕生月ポイント+1倍、ネットあんしん制度 | 選べるコース(楽天市場・トラベル・エンタメ)、手荷物宅配、ショッピング保険年300万円 |
| 損益分岐点(通常1.0%) | 年間22万円 | 年間110万円 |
| 損益分岐点(楽天市場3.0%想定) | 年間7.3万円 | 年間22万円 |
損益分岐点とは、年会費を支払っても特典やポイント還元で元が取れる利用金額の目安です。
ゴールドカードは低年会費で日常使いに適しており、プレミアムカードは旅行頻度が高い人や高額利用者向けと言えます。
楽天市場での利用額が年間50万円未満なら一般カードで十分ですが、年間50万円を超える利用額ならゴールドカードが有利です。
年間200万円以上ならプレミアムがお得になります。
楽天市場で高額利用している人は、年会費と特典の損益分岐点を意識して上位カードを検討しましょう。
楽天PINKカードは女性のライフスタイルに寄り添う1枚
楽天PINKカードは女性のライフスタイルに特化し、カスタマイズ可能なサービスが充実しています。
通常の楽天カードに加えて、月額330円で以下の女性向けクーポンや優待サービスを追加可能です。
| カスタマイズサービス | 月額(税込) | 特典詳細 |
|---|---|---|
| 楽天グループ優待 | 330円 | 楽天市場500円オフ、楽天トラベル1,000円オフ、楽天ブックス100円オフ など |
| ライフスタイル応援 | 330円 | 飲食店、サロン、習い事、アミューズメントなどで割引や優待 |
| 楽天PINKサポート | 30円〜 | 乳がんや子宮筋腫など、女性特定疾病保険 |
楽天PINKカードは美容や飲食などで使える特典が用意されており、さらに低額から加入できる女性向け保険も選択可能です。
デザインはピンクを基調にしてカスタマイズでき、実用性と楽しさを両立できます。
男性も契約可能で性別による制限はありませんが、PINKサポートは加入できません。
無駄なく美容や生活費を最適化したい人は、楽天PINKカードの特典を活用しましょう。
楽天カードを2枚持つときのメリットとデメリット
楽天カードは同一名義で2枚まで発行可能で、楽天市場ヘビーユーザーや海外旅行多用者におすすめです。
2枚持つと以下の例の通り用途別に分けて支出管理しやすいメリットがあります。
- 私用と事業用
- 固定費用と日常用
- 国内用と海外用
別の国際ブランドのカードを発行すれば国内用と海外用と分けられ、2枚持つとポイント倍率最大化も可能です。
一方で、明細や引き落とし口座の管理が煩雑になりやすいデメリットもあります。
紛失や不正利用時のリスクも2倍になるため、管理体制を整えてから2枚活用しましょう。
利用限度額は名義単位で共有されるため、大口決済しにくく、使いすぎのリスクはありません。
楽天カードアプリを活用すると、デメリットを最小化できます。
支出管理を明確にし、用途別に楽天カードを2枚持ちして使い分けましょう。
楽天カードの還元率に関するよくある質問
楽天カードの利用を検討している人からよくある以下のポイント還元率についての疑問に回答します。
- 楽天ポイントとPayPayポイントはどちらが貯めやすい?
- 家族カードでも還元率は同じ?
- 楽天デビットカードの還元率はクレジットカードと何が違う?
楽天カードのポイント還元率や家族利用など、細かい部分で迷ってしまう人は少なくありません。
ポイントをより無駄なく貯めたい人は、よくある疑問を解消し、自分に合った使い方をしましょう。
楽天ポイントとPayPayポイントはどちらを優先すべき?
楽天ポイントとPayPayポイントのどちらを優先するべきかは利用するサービス次第ですが、楽天経済圏はサービスの幅広さとSPUの高還元が圧倒的です。
| 項目 | 楽天ポイント | PayPayポイント |
|---|---|---|
| 基本還元率 | 1.0% | 0.5% |
| 最大還元率 | 18倍(SPU)+キャンペーン2.5% | 2.0% |
| 使える範囲 | 楽天市場、モバイル、投資、街中約500万店 | PayPay加盟店、Yahoo!ショッピング中心 |
| 固定費対応 | 請求書払い、公共料金OK(0.2%) | 請求書払い、公共料金OK(還元なし) |
| 投資連携 | 楽天証券でポイント投資可 | ポイント運用(低利回り) |
楽天市場や楽天ペイをよく使う人は、楽天ポイントが圧倒的にお得です。
PayPay加盟店やソフトバンク系サービスが中心の人は、PayPayポイントが貯めやすくなります。
自分の生活圏に合う方を優先しましょう。
家族カードを使うと還元率はどうなる?
楽天カードの家族カードの還元率は本カードと同じ1.0%(楽天市場なら3.0%)で、変わりません。
獲得したポイントはすべて本カードに集約され、家計全体で効率良くポイントを貯められます。
ただし利用枠は本カードと共有なので、家族全員で使いすぎないように限度額と明細の確認が重要です。
家族でまとめてポイントを貯めたい人は、家族カードを活用しましょう。
楽天デビットカードの還元率は楽天カードとどう違う?
楽天デビットカードも還元率は1.0%で同じですが、SPUの対象外です。
利用と同時に口座から即時引き落としされるデビットカードは、使いすぎ防止や現金管理感覚でカードを使いたい人に向いています。
支出管理を重視する人は、デビットカードを選びましょう。
